血流促進が健康な体作りの第一歩 血行を良くする食べ物

血行が悪くなると、体の中の老廃物を上手く血液に乗せて排出することができなくなるため、疲労物質が体にたまり、疲れが取れない・体温が低下する・肌荒れや便秘がひどくなる、などの諸症状を引き起こします。
血流促進を心がけた生活を送り、体の代謝力を上げることが健康への近道です。

○温かい飲み物をとる

夏の暑い季節や運動をした後は、体の体温が上昇する為に冷たい飲み物を一気に飲み干したくなります。
また、冷たい炭酸飲料などを飲むと、渇いたのどがうるおされたような感覚があるので、炭酸飲料を好むひとも多いでしょう。
しかし、冷たい飲み物を一気に胃に流し込むと、その冷たさが内臓を冷やしてしまうので体内温度が下がり、胃に負担をかけてしまいます。また炭酸飲料には多くの糖分が含まれていますが、甘い飲み物は血流を悪化させてしまうので、血流促進には効果がありません。
温かい飲み物で体の中から温度を上げて、血管を拡張させると血流も良くなります。併せて、リラックス効果の高いハーブを調合したハーブティーにすると、更に血流促進効果が期待できます。

○オメガ3脂肪酸を摂る

青魚に多く含まれているオメガ3。健康食品やサプリメントでも人気のある成分ですが、オメガ3脂肪酸とよばれるDHA・EPA・アラキドン酸には、血液をサラサラにする効果があると言われています。
血流が悪くなる理由に、血液そのものがドロドロになって流れにくい場合というのもあります。肉に含まれる動物性油脂を多く取ると、血液がドロドロになりやすく、動脈硬化や肥満の原因となります。
このオメガ3脂肪酸には、中性脂肪の90パーセントを占めると言われるトリグリセリドという物質を低下させる働きがあります。血流促進と同時に、脳の認知機能も向上させ、疲労回復にも効果があるので、生活習慣病に悩む中高年世代には必須の成分と言えるでしょう。

○カカオ

チョコレートやココアに含まれているカカオには、フラバノールという成分が含まれています。この成分には一酸化窒素の算出を増加させる効果があると医学的にも公表されていますが、一酸化窒素は、血管内皮細胞に作用して血管を拡張させる働きと、成長ホルモンの分泌を促進する働きがあり、体のだるさを解消したり、やる気を引き出して疲れにくい体の元となります。

まとめ

血流促進は、ほんの些細な心がけ次第で行う事ができます。食べ物や飲み物も、特別な食材を大量に準備する必要はありません。体の中を冷やさずに血行や血管に効果的な食べ物をとるように意識して毎日を過ごしましょう。